低軌道周回衛星を利用した山間部における通信実験
場所:星のふる里ふじはし(道の駅)他
越美山系砂防事務所により、山間部の電波不感地帯における低軌道周回衛星を活用したインターネット通信実証実験がオンラインで一般ライブ中継されたため、当社でも数名参加させていただきました。
内容は、工事中間検査を遠隔臨場として実施した例とUAV動画リアルタイム配信の例でした。
活用された通信技術は、米Space Exploration Technologies(SpaceX)社の「Starlink」で、高度550kmの多数低軌道衛生と地上アンテナを結ぶ衛星コンスタレーション運用方式です。
アンテナ等ハード設備の費用も使用料も比較的安価のため、山間部の電波不感地帯での活用が期待される技術となります。
感想としては、80名ものリモート参加者がteamsに繋がっているため、音声等の不通トラブルが生じたものの、現地でライブ中継されていた主催者の反応は、「鮮明なリアルタイム画像が確認できた」という声が多々あり、有効な技術と考えます。
砂防施設のUAV自律飛行動画は、特にリアルタイムでなくてもよいはずなので、鮮明な録画動画における安全で効率的な施設点検技術として、並行して実施されればよいと思いました。