地域社会のための災害危機管理講習会

神戸学院大学の中田敬司教授を講師にお迎えした災害危機管理の講習会に参加させていただきました。
先生は大学で教鞭を執られている傍ら、DMATという救急医療の派遣組織に属されており、災害時における救急医療現場のスペシャリストでもあります。
想定を超えた大きな地震等の災害時には、傷病者と医療資源のバランスが一気に崩れるため、如何にその隙間を埋めるかが管理のポイントになります。
判ってはいても、瞬時にバランスさせることは非常に難しいため、情報管理が鍵となるとのことでした。
人命を左右する医療現場と我々土木関係者の災害危機管理は、若干の違いはあれど充実した防災訓練、避難訓練を実施するためには、リアルタイムに変化する情報の管理が重要であることは共通であることが再考できました。
先生は人気番組にも多々出演経験があり、プレゼン能力も桁違いにすばらしく非常に有意義なひとときでした。

前の記事
既設管渠CIPP更生工法現場見学
次の記事
高山市災害協定意見交換会